勇敢民衆同盟
出典: Suzutayu's「べネズエラの政治」
Alianza Bravo Pueblo, ABP
首都カラカスを地盤とする社会民主主義政党。民主行動(AD)から分裂した小政党である。。
1998年選挙で民主行動(AD)は議会第一党の座を確保したが、大統領選挙では大敗し、その行動は傍目にも 混迷を極めたものだった。党内の不満の声に対して、ルイス・ペレス書記長は反対派を粛清した。特にカラカスの党員がそのターゲットになった。
カラカス西部、リベルタドル市の市長だったアントニオ・レデスマは、1999年に党執行部選挙の実施を呼びかけて公然反対の旗をあげた。ペレスは後任を指名して辞任することで選挙を回避し、レデスマを追い出した。そこでレデスマが作った新党が、勇敢民衆同盟(ABP)である。1999年まで、首都街頭でチャベス支持者と小競り合いを繰り返した民主行動(AD)支持者は、レデスマに従ったらしい。
勇敢民衆同盟にとっての最初の選挙は、新憲法下での2000年選挙であった。この選挙で新党は国民議会に1議席を確保したが、党首のレデスマが市長選挙で敗れた。以後、レデスマは街頭デモの先頭に立って反チャベス運動を繰り広げた。首都の街頭では存在感があったが、選挙では勝てない。リベルタドル市は中産階級も多いがチャベスを支持する貧困層も多い。ここを地盤にした勇敢民衆同盟(ABP)は、チャベス派に競り負けてしまうのである。その一方、中産階級が多数を占めるカラカス東部のチャカオやバルタでは正義第一が力を伸ばしており、そこに割り込むことはできなかった。
2005年地方選挙で、勇敢民衆同盟(ABP)は早くから選挙ボイコットを選択した。議会選挙も同様である。翌年の大統領選挙にも参加しなかった。選挙に出ない小政党が今どのくらいの力を持っているのかはわからない。
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