ベネズエラの憲法
出典: Suzutayu's「べネズエラの政治」
現在のベネズエラの1999年憲法は、1999年に制定され、2000年に施行され、このとき国名を「ベネズエラ・ボリバル共和国」と変えた。その前のが1961年憲法である。新憲法を作ったウゴ・チャベス大統領は、近頃ふたたび新しい憲法を作ると述べている。
歴史的には、1811年の独立時の憲法から現在までに26の憲法が別個に制定されてきたという。ベネズエラの憲法は、1961年まで修正のための条項を定めなかったので、細かな改正も形式上は全面改正の手続きを踏んだ。だが頻繁な変更の主な原因は、ベネズエラの政情不安である。同じ党派に属する大統領が引き継ぐ場合には制定も改正もされないが、反対党が政権につくと憲法制定に着手する。また、政権の都合で変える場合もある。唯一1961年憲法だけが政権交代を乗り越えて38年間持続した。
こうなると、長い目でみた歴史的特徴として、立憲主義の弱さを指摘しなければならないだろう。条文上は、人権の保障と権力分立という憲法にとって肝心かなめの部分は踏みにじられておらず、権利を手厚く、民主主義をより深くという発展をたどっている。しかし、政府を憲法が律するという仕組みでなく、政府が憲法の上に立つような制定事情と、運用がある。1961年憲法はこの点で大きな画期をなしたかに見えたのだが、1999年憲法によって立憲主義は再び後退したように思われる。
1811年(スペインに対する独立)、1819年(崩壊後の再建)、1821年(大コロンビア)、1830年(大コロンビアからの分離)、1857年、1858年、1864年、1874年、1881年、1891年、1893年、1901年、1904年、1909年、1914年、1922年1925年、1928年、1931年、1936年、1945年、1947年、1953年、1961年、1999年。これだと25にしかならない。あれ。
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