アルトアプレ郡
出典: Suzutayu's「べネズエラの政治」
アルトアプレ郡は、2001年にホセ・アントニオ・デ・パエス市とロムロ・ガジェゴス市の上に設けられた特別な自治体である。二つとも、コロンビア国境の平原地帯にあり、人口が少ない。長い市の名前はいずれもベネズエラの歴史的人物にちなむ。独立戦争の英雄で初代大統領になった人物がパエスで、国民的文学者で1945年だけの短命大統領がガジェゴスである。
郡はスペイン語の distrito(ディストリト)の訳である。かつてベネズエラは州・郡・市町村の3層の地方制度を敷いていたが、20世紀後半に郡を廃止した。アルトアプレ郡は廃止のずっと後に特別に設けられた郡である。ベネズエラには他にもディストリトがある。首都ディストリト(Distrito Capital) とカラカス大都市ディストリト(Distrito Metropolitano de Caracas) である。このサイトでは、それぞれ首都地区、カラカス大都市地区と訳した。こちらは州と同格で存在した連邦ディストリトの後継で、都市部のものなので、郡とするのは不適当と考えた。結局、今のベネズエラのディストリトには、首都のものと辺境のものと二つあるわけだ。
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